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「ガンダム世界」の設定について

「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎた

地球のまわりの巨大な人工都市は、人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、そだて、そして死んでいった

宇宙世紀0079。宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を挑んできた。この戦いでジオン公国と連邦は総人口の半数を死に至らしめた。

人々は自らの行為に恐怖した。」


これは機動戦士ガンダムのナレーションである。

筆者は気づきました。先々週の「この異常気象はガンダムで説明できる。」の内容に大きな間違いがあることに!!

1、人類が宇宙に移住した理由は異常気象ではなく、人口増加。

2、宇宙に住む人が地球を恋しくなって戦争を仕掛けたのではなく、地球の支配下からの独立が目的。


なんなんでしょうか。この大きな間違いっぷり。このブログをご覧のガンダムファンに皆さんに申し訳がないです。(たくさんのガンダムファンが見ている前提でお話しています。)


機動戦士ガンダムの世界ではコロニーという居住空間を宇宙に作り、そのコロニー集団がいくつかの地域に住み分けしています。各々の地域を「サイド1」「サイド2」と名称し、そのうちのもっとも地球から遠くに位置している「サイド3」が地球に反乱したのが始まりです。

地球が恋しいなんて勘違いも甚だしく、このジオン公国は地球にコロニーを落とすという行為までしているんですねえ。落ちたコロニーはオーストラリアのシドニーを直撃し、厚さ10kmの地殻を貫通し造山運動を促してマグニチュード9.5の大地震を発生させ、後にシドニー湾とも呼ばれる巨大なクレーターを作りました。
その結果、オーストラリア大陸の16%は消滅し、崩壊の際に発生した無数の破片は地球全土に降り注ぎました。そして2次被害として衝撃波や津波、気象変動などが発生し、地球に対して長年にわたって多大な悪影響を及ぼし続けました。また、地球の自転速度が一時間当たり1.2秒速められたといいます。
ちなみに、この一連の行為にはブリティッシュ作戦という名前があります。ホントは南米アマゾン川流域にあるとされる地球連邦軍総司令部「ジャブロー」を狙ったのですが、連邦軍の必死の抵抗で落下位置がずれました。

ここに書いてある内容はアニメが始まる前に起こった事柄です。有名な「アムロ・レイ」が活躍する前の歴史という事ですね。

・・・なにがすごいって、ここまで細かく設定されている事かな。シドニー無くなっちゃってるからね。実在する都市を意図も簡単に消滅させました。ガンダム万歳!   ・・・いやいや、オレ新婚旅行でシドニー行ったっちゅうねん。無くなったら悲しいわ。

地球の自転が1時間当たり1.2秒速くなったって言われたってねえ・・・。どんな設定やねん。「へえ」って思うしかないね。

でもね、こういう細かい設定がマニアの心をくすぐるのでしょうね。

あーなんか終わりにくい展開ですが、無理やり終わりたいと思います。

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2007年02月04日 08:03に投稿されたエントリーのページです。

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